ページ

このブログを検索

2/09/2014

TONOSAMA細川元首相はなぜ敗れたのか?

国政選挙のない年に都知事選挙を安倍ちゃんの審判と位置づけようとしてあえなく失敗した諸君、ご苦労様です。

各社世論調査や自民党の独自調査では大勢は決しつつあり、消去法で消極的支持を集めた舛添元厚労相が勝つ可能性が高いようですが、つまらないね。

ただ、選挙はお祭りかもしれないけれど、2期8年の都政を委ねる我々都民としては、無難、安パイ、マシの都知事で粛々と、某O阪みたいに振り回されなければいいだけでしょう。

さて、本日はなぜ元首相のお殿様が、あまりポジティブな評判を聞かずネット上で右からも左からも砲火を浴びている片山さつきの元旦那・・・のみならず弁護士でもけんじとさえどっこいおむすび君な結果に終わりそうなのかを分析と称して書き連ねていきます。

敗因は色々あるでしょう。あの黒い背景にぼんやりとした76歳が佇んでる感じのポスターもその一つでしょう。

着眼するところは「マイナスからプラス! ネガティブからポジティブ!」です。smile!

昨年の五輪招致成功によって、2020年を一つの節目として目標を持ち、この不確かなことが多い時代にはっきりとした未来を持ち得た人は少なからずいるわけでして。

失われた20年に疲れ果てた民草にとって、少しずつ出てきた上昇気流に乗って一息つきたい、前向いて生きたいのが偽らざるところでしょう。

そこで「脱成長」だの「五輪返上」だのダウンフォースかける、潮流が掴めていない。20年前、10年前の首相連合という過去(それも苦しい時代)からの来訪者に惹かれるものがないのです。

あと、8か月で首相を辞任した細川元首相も、また5年総理の座にあったジュンイチローも、当初は期待を膨らませたけど大きく裏切ったよねーと。

民主党の3年3か月も加えて学習したから、期待値低めな安倍ちゃんでも返り咲き、まずまずの短期的成果にやや高い支持率がついてきてるのでしょう。

次いでに言えば朝日あたりの調査で景気雇用が争点との回答が3割と高齢者福祉を上回っておりますが、まだまだ景気回復が途上で弱いことを反映しているのかなと。

このような基本前向き、だけど過度に楽観的ではなく現実的な有権者の多くを、2人は見誤っていた。いや、そもそも見ていたかも怪しいでしょう。

小泉で脱原発ワンイシューで突破だ!と05郵政選挙よ再びと思われたのもいるでしょう。タネの割れた手品が簡単に通用しなくて良かった、と心底思います。

「過去」の成功体験に囚われるのは典型的な失敗の本質でしょう。むしろ目を向けるべきはより最近の総選挙であり、都議会選挙であり、参議院選挙でした。はい、「脱原発」は争点にならずその勢力はことごとく敗れました。

だいたい、小泉劇場なんてのは監督・主演・脚本演出小泉で成り立つもので、今回の主演すなはち候補はあくまで細川元首相である以上、はなっから無理でした。自力で風を作った小泉、かたや小泉フィーバーに頼った細川、役者が違いました。 

「過去」に足をとられたと言えば、まさにカネの問題で辞めた知事の後任を選ぶ選挙、カネで失敗し評価を落とした人は選ばれにくいものでした。

訴える本人に問題あり、訴える対象を見誤り、訴える時と場に疑問符がつき・・・負けに不思議の負けなしです。天・地・人全てを欠いた殿様無様。

 

0 件のコメント:

コメントを投稿