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11/16/2013

バンギに生まれた地上の地獄

3月に中央アフリカ共和国で反政府連合セレカが首都バンギを陥落させたとき、もしそんなものがあるとしたらだが、国際社会の反応は大きいものとは決して言えなかった。

多くの眼はその後数ヶ月シリアのいたましい内戦に向けられ、中部アフリカの貧しい内陸国がフォーカスされることは稀であった。

フランスのオランド大統領は、彼は国外逃亡した前大統領の介入要請に応えなかったのだが、中央アフリカが東アフリカのソマリアのようになりつつあると警鐘を鳴らしている。

今の中央アフリカ共和国は無秩序で、政府は存在すれども機能せずである。セレカの兵士たちは略奪、強姦、殺人を好き放題していて治安は崩壊状態にある。

また、感染症が発生しても行政は対応できず、国民はまともな医療にアクセスできない。既に多くの国民が混乱から逃れて難民化し、周辺諸国に流入している。

そして今、ムスリムであるセレカと、キリスト教徒との間で宗教対立が深刻化しつつあると報じられている。

見捨てられ、忘れられたアフリカの小国の行く末が気がかりだ。

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