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3/25/2013

中央アフリカ共和国で反政府軍が首都バンギ制圧

まさかの「セレカの1か月戦争」続編。

タイトルの通り首都バンギは反政府軍「セレカ」によって制圧され、ボジゼ大統領は隣国コンゴに逃れた模様です。

1月にボジゼ大統領サイドと反政府軍「セレカ」で停戦和平が成立し、セレカの推す弁護士出身のニコラス・ティアンガエ首相の下反政府勢力や野党が閣僚を出す挙国一致内閣が2月に成立しましたが、3月に入ってからセレカ側が「ボジゼ大統領が合意事項を履行していない」と停戦破棄をチラつかせていました。

最終的に和平が破れてセレカがGamboとBangassouという二つの町を攻撃したのが先週月曜の18日。セレカ側はその直前、国連およびAU(アフリカ連合)との間で行われた和平について協議後、閣僚5人をバンギに戻さず引き止めるなどしていました。

20日にはボジゼ支援の南アフリカ軍撤退や反政府軍の国軍編入などの要求を受け入れられなかったことを理由に正式に停戦破棄を表明し、21日にはバンギの北300kmのブーカ、400kmのバダンガフォの町を占拠しました。

23日から24日にかけて首都で戦闘が激化し大統領府周辺でも銃声が聞こえ、とうとう冒頭の通りに陥落する事態となりました。

混乱している同国の今後ですが、現在のところ空港確保以上のことをしていない、同国に1200人の兵力を駐留させている旧宗主国フランスがどう動くかが注目されます。また、フランスは国連安保理で緊急会議を行なうよう呼びかけたとのことです。(BBC

既に国連現地筋によれば略奪などが発生しており状況は緊迫しています。放置すれば今後も殺戮や強姦が起き、人道上の危機に陥ることが懸念されます。

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